晶子のお庭は虫づくし

コオロギの観察日記3

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観察日記
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飼育方法コオロギの飼育方法は弘前大学昆虫学教室の大平 誠さんにご指導頂きました。
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環境昆虫学

2001年11月2日(金)

タイワンエンマコオロギの卵 今年産卵した卵ですが、

エンマコオロギとタイワンエンマコオロギの雑
種が生まれるかもしれません。

来年が楽しみです。

卵の大きさは3ミリでした。

2001年11月3日(土)

タイワンエンマコオロギ♂ タイワンエンマコオロギの
♂が体を折り曲げて何かを
気にしているようにも見え
ます。

何をしているのでしょうか

今日は何度も同じしぐさを
している様子が見られまし
た。

 

タイワンエンマコオロギ♂ タイワンエンマコオロギ
の♂ですが、お尻から白
いものが出たり入ったり
しています。
これはおしっこでしょう
か。
それとも精球でしょうか。

精球はとても栄養価が高
く交尾が終わった後♀は
この精球を食べてしまい
ます。

精球を食べたメスはとて
もいい卵を産むことがで
きるそうです。
エンマコオロギの精球は1
ミリくらいです。

2001年11月4日(日)

タイワンエンマコオロギと思われる♂がナスを食べているところです。
こうしてみると噛みつかれたら大変と思うかもしれませんが、エンマコオロギの仲間はおとな
しく人に噛みついたりはしないようです。

 

夕方から夜にかけて鳴くときはいつもリリリー、リりりーという単調な鳴き方でしたが昼間は
リリリ、リ、という感じで鳴いていました。

 

タイワンエンマコオロギ♀ タイワンエンマコオロギの♀が卵を

産んでいるところです。

産卵管をすっぽりと付け根まで土に

差込みお尻を収縮させていました。

場所を変えては何度も産卵を繰り

返しています。

 

タイワンエンマコオロギの♀の産卵管 産卵管を引き抜いた時の写真です。

産卵管の間には白い卵が見えます。

産卵しようとすると、♂が近づいてきて落着いて

産卵ができずにいました。♂は♀の側で翅を少し

上げて鳴こうとしていたようです。

2001年11月7日(木)

タイワンエンマコオロギ オス タイワンエンマコオロギが、まるで自分の死期を

悟ったかのように、珍しく夕方から夜遅くまで鳴
いていました。

鳴き声はかすれるようなか細い鳴き声でした。

彼の最後の演奏だったんですね。

次の日の朝あの世に旅立っていました。

このコオロギは後足が片方しかありませんでし
た。

鳴いているときにお尻から突き出ている尾錠突起
が揺れていました。

時々それが気になるのか後足で押さえるしくざも
見受けられました。

 

タイワンエンマコオロギ オス

 

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2020.1.23更新