Eさん撮影のクスサン幼虫

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池田さん撮影のクスサン幼虫
Eさん撮影のクスサン幼虫

2014.年 撮影

ヤママユガ科 クスサン

体長約80o 頭部約6o
頭部は青白色をおびた黄緑色であるが、不規則な淡褐色の網目状紋を散らす。
前面および側面にはまばらな二次刺毛を生じ外縁は褐色に縁どられるる。

胴部は黄緑色で背面は幅広く青白色をおびる。背楯には瘤起を欠き、前縁には特に長い黄緑色の刺毛を多数
生じる。

脚脚は淡褐色、腹脚および尾脚の先端部分以外は顕著な黒色横帯を有し、多数に二次刺毛を生じる。
気門は鮮やかな青色で楕円形を呈し、周囲は淡青色にいろどられるので大型にみえる。

1令幼虫は黒灰色色

2令幼虫の頭部は黒く、体は暗褐色および白色の長毛と黒色の短毛を生じる。

3令では黒ビロード状となり刺毛は黄色。

4令では淡黄緑色に変わって灰黄色の刺毛を生じ、黒班を有する黄色の側線が目立つ。

5令では頭部が黄緑色になり老熟幼虫に近い色彩になる。

4月中旬頃孵化して7令を経過、7月頃楕円形の固い網目状の繭を作って蛹化する。

食草 

クヌギ、コナラ、クリ、サクラ、ウメ、モモ、ナシ、リンゴ、スモモなどの各種イバラ科のほか、カキ、ケヤキ、
ヌルデ、ハゼ、カツラ、ドロノキなど、時にはイチョウにも発生する。

出典 原色日本蛾類幼虫図鑑 上 保育社

 

 

2014.8.13更新

 

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