用意するもの
飼育ケース、アブラムシのついた木や草、筆
![](tentosiiku.jpg)
飼育方法
飼育ケースに我が家では、アブラムシのついた枝を取ってきて、
ティシュで枝の切り口を巻き水を含ませてラップで包みます。
またはそのままフィルムケースに入れて立てておきます。
テントウムシは肉食なので餌が無くなると共食いをします。
アブラムシは多めに入れてあげてください。
筆は大きめのものを用意してください。飼育ケースのお掃除をしたり、
小さな幼虫を移動しなくてはいけない時などとても便利です。
筆につかませてあけるようにすると幼虫にもダメージが少なくてすみます。
日の当たる場所やクーラーの当たる場所はさけてください。
※ここで説明しているのは、ナナホシテントウやナミテントウのような
アブラムシを食べるテントウムシです。テントウムシの仲間には草食のものもいます。
テントウムシの秘密 参考文献(週刊朝日百科 動物たちの地球)
テントウは「天道」とも書き、太陽に向かって飛んでいくように見えること
から付いた名前のようです。
く見かけるナミテントウ、はアブラムシの天敵で、成虫、幼虫ともアブラムシを食べます
1世代に5000〜1万ものアブラムシを食べるそうです。
ナミテントウは越冬でナナホシテントウは越夏です。
ナミテントウは、秋の終わりの風のない暖かい晴れた日に群れをつくって飛び、
白っぽい岩や建物に集団で休眠越冬します。
ナナホシテントウは、一般には成虫で越冬しますが積雪地帯を除くと、
天気のよい日は暖かい草むらで日向ぼっこをしているのがみられます。
冬の間は、低温による活動抑制に過ぎず本当の意味の休眠はしないようです。
しかし夏には北海道と東北の一部の地域を除く大部分の地域で夏眠します。
ナナホシテントウは一年を通して畑や草原が活動場所ですが、ここでは夏場に
餌が不足します。一方ナミテントウは春と秋の繁殖時期には畑や草原にも来ますが、
夏には樹上で生活するので、ここでは餌のアブラムシの不足の心配は起らないことから、
夏眠の必要はないようです。
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