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『蝶の図鑑』の有田さんからお借りしたエビガラスズメの幼虫の写真です。
スズメガ科 メンガタスズメ亜科
体長80〜90o 体表は平滑で各硬皮板にも著しい顆粒はない。中央部各環節には7条の 横皺がある。尾角は長さ9〜10o、腹方に向って丸く湾曲し、極く微細な顆粒が存在する。 緑色型、中間型、褐色型が存在する。
中間型 頭部黄褐色を帯び、側面に黒条が走る。胴の各部に黒班が散在する。 尾角は緑色型と同様で黒色部分がやや多い。胸脚黒色。 気門下線は屈曲した黄白条をなす。
蛹で越冬し5月より羽化して年2回の発生と思われる。幼虫は8〜10月に多くみられる。
食草 サツマイモ、ヒルガオ、アサガオ、ヨルガオ、ルコウソウなどのヒルガオ科の植物に普通で あるが、フジマメ、アズキ、ツルナ、タバコの記録もある。
*緑色型と褐色型で尾角の色が全く異なっている点に注意する。両方とも普通種である。 緑色型の尾角 黄褐色で先端部僅かに黒色。 褐色型の尾角 光沢ある濃黒色。
出典 原色日本蛾類幼虫図鑑 上 保育社
2016.10..25(火)更新