つねっちさんが撮影されたクロメンガタスズメ1

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スズメガ科>クロメンガタスズメ
体長90〜100ミリ。頭部は比較的小さくほぼ円形。前胸節も比較的小さいが、胴は長大で、中央部各環節には7条の横皺があります。尾角は長さ10〜11ミリ、先端が背方へ湾曲してS字型をなしています。蛹越冬
食餌 ゴマ、ナス、ジャガイモ、トウガラシ、チョウセンアサガオ、イガホオズキ、タバコ、クコ、キリ、キササゲ、フジマメ、アサ、ヒマワリ

つねっちさんのメールより
何ともおもしろい蛾を見つけましたので紹介しようと思いメールさせていただきました。
なんと。人面をもつ蛾でした。
カーテンから外へと逃がしてやろうとした時鳴きました。おおおおお!  
鳴く蛾なんて初めてでびっくりです。
カミキリムシの鳴く声に似ていましたよ。

愛媛県 大洲市にて観察されたものです。

褐色型のクロメンガタスズメ 緑色型のクロメンガタスズメ
褐色型のクロメンガタスズメ 緑色型のクロメンガタスズメ
【みんなで作る日本産蛾類図鑑】の掲示板より
disparさんのお話ではクロメンガタスズメの幼虫とメンガタスズメの幼虫では尾角の反り返りの
角度が違うように思われるということでした。
disparさんが飼育観察した幼虫と上記の幼虫の尾
角の特徴が似ており、その個体からはクロメンガタスズメが羽化したそうです。
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2003年5月8日に発行された日本農業害虫大事典にキンギョソウを食餌とする害虫としてメンガ
タスズメが幼虫が掲載されていますが、上記の幼虫の尾角に比べて背方へのS字型湾曲がと
てもゆるやかに見えます。ただし若令の尾角は端直です。
クロメンガタスズメの蛹 クロメンガタスズメの成虫
クロメンガタスズメの蛹 クロメンガタスズメの成虫
disparさんから、成虫はクロメンガタスズメであると教えて頂きまきた。
『成虫を見るとクロメンガタスズメと思われます.翅はよく見えませんが,腹部や背中の色で
区別できます.(メンガタは腹部の黄色が広い)最近は本州でも確認例が増えているようです.』

つねっちさんHP 大洲市・自然デジカメ観察ノート ぜひ訪問してください。

参考文献
原色日本蛾類幼虫図鑑 保育社
日本農業害虫大事典 全国農村教育委員会
原色蛾類図鑑(上) 保育社

 

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