晶子のお庭は虫づくし
シュニーさん撮影の緑色有斑型モモスズメ幼虫(スズメガ科) |
2008年9月9日 シュニーさんが札幌で撮影されたモモスズメの幼虫です。 見つけたのはプランターの中だったそうですが、近くには *黄色有斑型または緑色有斑型 緑色有斑型に近いと思わます。 緑色型が普通で黄色型は極く少なく、緑色に斑紋をもつものは稀です。 |
シュニーさんが撮影してきてくださったナナカマドです。 |
ナナカマドは北海道では秋の代表的な樹木だそうです。 |
モモスズメの発見場所からナナカマドの木まで約2メートルぐらいないので、 木から落ちた可能性が高いのではないでしょうか。 シュニーさんより |
モモスズメについて
体長70〜80ミリ。頭部は縦長の三角形です。
溝上さんが撮影さりれた幼虫は緑色型です。
全体緑色ないし黄緑色で、顆粒、頭部側面の縦条、胸部の側線、腹部の7斜線は黄白色または白色です。腹部の斜条の最後がもっとも明瞭です。胸脚紅褐色、腹脚赤褐色。気門黒色で中央線白く、黄褐環をもつ。
食餌 モモ、ウメ、スモモ、アンズ、ナシ、リンゴ、ニワウメ、ヤマブキ、マルメロ、ビワ、カイドウ、ウワミズザクラ、などのイバラ科 他にニシキギ、ツゲ、ハコネウツギなどの記録もあります。
クチバスズメの幼虫にもよく似ていますが、クチバスズメは胴部の7斜条は黄色で前縁に赤色の細点を帯びます。
参考文献 原色日本蛾類幼虫図鑑(上) 保育社