幼虫の特長 終令幼虫の体長は約45ミリ、頭部は橙色で黒色の斑紋をちらします。

日本産トラガの中でこの色彩はトビイロトラガだけで、他種は頭部が黒色です。胴部淡黄色で小刻点を散布し、硬皮板は淡黄褐色。

似た幼虫にマイコトラガ、ベニモントラガ、トビイロトラガ、トラガがいます。

マイコトラガ　頭部橙色ですが黒紋が大きいので、黒色の中に橙色の線があるように見える。体節の黒斑は連続して横皺になっています。
ベニモントラガ　頭部黒色、腹節前半部と第8節の背面の黒色部の発達が著しい。
トビイロトラガ　頭部は橙黄色で黒紋があります。胴部橙褐色で刺毛基部の黒色紋が大きく、各節前、後縁に黒色横帯があります。
トラガ　頭部は黒色、硬皮板は黄褐色　食餌がシオデ、サルトリイバラです。他はブドウ科の植物を食べるものが多い。

食餌　ヤマブドウ、サンカクヅルなどの葉　

ヒメトラガの観察日記