晶子のお庭は虫づくし
ヒメギフチョウの観察日記1 |
アゲハチョウ科>ヒメギフチョウ 国内の分布は局地的で、北海道、東北地方、中部地方に生息しています。 中部、東北地方では4月上旬より羽化が始まります。夏期に蛹化しそのままの状態で越冬します。 食草 ウマノスズクサ科のオクエゾサイシン、ウスバサイシン 成虫はカクタリの花を好み吸蜜します。 全幼虫期間は野外では40日から60日ぐらいと思われていますが、飼育下では28日で蛹になりました。 蛹のまま夏〜来春の羽化まで過ごします。 |
ヒメギフチョウの成虫です。......................... |
2001年4月22日(日)
ウスバサイシンの葉の裏にヒメギフチョウの卵が産みつけ られていました。7個です。 |
2001年4月28日(土)
ヒメギフチョウの卵が銀色に変わってきました。そろそろ 孵化が近いのかもしれません。 |
2001年4月29日(日)孵化1日目1齢幼虫
朝の7時頃ヒメギフチョウの孵化が始まりました。....... |
孵化直前卵が透明になって頭が透けて見えています。 うっすらと毛が生えています。頭は黒で、体は薄茶色です。 |
2001年4月30日(月)孵化2日目1齢幼虫
もう体長が5ミリほどに成長しています。 色もすっかり黒くなりました。休む時は7匹並んで休みます。 食べる時はそれぞれに行動するようです。 3齢〜4齢までは集団を維持します。 |
2001年5月4日(金)
しょうこの観察日記 ヒメギフチョウは一日でたくさんせいちょうします。 きっとたくさんたべているのでしょうね。 |
2001年5月5日(土)孵化して7日目2齢幼虫
だんだん毛が見えるようになってきました。体長は6ミリです。 |
幼虫の下に写っているのは脱皮殻です。 2令幼虫になりました。筆でちょっと触ってみたら頭からオレンジ の臭角を出してきました。 2齢以降にみられる気門下に黄斑が出てきました。 ギフチョウの幼虫には見られない特長です。 |
しょうこの観察日記 オレンジのつのをだしているヒメギフです。 |
2001年5月7日(月)孵化10日目2齢幼虫
体長は7ミリです。葉の上に糸をかけていますが、脱皮する時に 体を固定するためでしょうか。 頭部が段になってきているので脱皮が近いものと思われます。 |
2001年5月8日(火)孵化して11日目3齢幼虫
脱皮殻が確認されたので3齢になったようです。体長は1センチです。 |
2001年5月11日(金)孵化して14日目4齢幼虫
脱皮殻が確認できました。4齢だと思います。 少し体に白い長い毛が生えてきています。体長は1.4センチです。 |
2001年5月12日(土)孵化して15日目4齢幼虫
北海道、東北産の4〜5齢では節間に白帯が見られます。........... |
2011.5.21更新
2020.1.8更新