晶子のお庭は虫づくし
コジャノメの観察日記1 |
ジャノメチョウ科>コジャノメ
終令幼虫は体長約33ミリ前後でヒメジャノメに比べて胴部は太く短く、尾端近くまで太い。尾端の二又した突起は短く、先端は左右に開く。
胴部背面は淡褐色、背線は暗褐色で太く腹部では各節ごとにその両側に暗色斑を伴う。
気門下線は淡色、気門は黒色でその周囲は淡色。頭部はヒメジャノメよりも丸みが強く、やや下ぶくれのした円形。地色は暗褐色。
幼虫越冬(終令幼虫)
食餌 イネ科 チヂミザサ、アシボソ、アブラススキ、オオアブラススキ、ススキ、メダケ、ミゾイチゴツナギ、サキキビ、イヌビエ、ヒメノガリヤス、イワノガリヤス、エノコログサ、メヒシバ
2004年7月10日(土)
エノコログサにいたコジャノメの幼虫です。体長1.7センチ 亜終令幼虫(4令) 若令から中令期には食草の葉裏に静止しています。 2〜4令の幼虫は背線の尾端に近い部分が紅色わ帯びるの で、他のジャノメチョウと区別がつきやすいようです。 |
2004年7月11日(日)
体長2.0センチ 亜終令幼虫(4令) 食痕は葉の縁から台形あるいは階段状の食痕を残したりします。 |
2004年7月13日(火)
眠に入ったようで、頭部がずれています。体長2.0センチ 食餌から離れて眠に入りました。野外では食草の根元近くでなることが多いようです。 |
引用文献及び参考文献
原色日本蝶類の図鑑 保育社
原色日本蝶類幼虫大図鑑 保育社
図説 日本の蝶 ニュー・サイエンス社
日本産蝶類幼虫食餌便覧
日本産蝶類幼虫食草一覧
原色日本蝶類生態図鑑(W) 保育社
2011.5.6更新
2020.1.2更新