晶子のお庭は虫づくし

大森拓郎さん撮影のオトシブミ2

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大森さん撮影のヒメクロオトシブミ
大森さん撮影のヒメクロオトシブミ
大森さん撮影のエゴツルクビオトシブミ
大森さん撮影のエゴツルクビオトシブミ
恋の告発手段として、最近ではメールが主流でしょうが、江戸時代には、恋する人に恥ずかしくて直接恋文を
渡せず、恋人が通る道端に落とし読んでもらったようです。これを「落とし文」と言いますが、体調5mm程度の
昆虫のオトシブミが、若葉を二つ折りにし、くるくると巻いて揺籃(ユリカゴ)を作り、その先端に卵を産んで、
落とすことからその名前がついています。
オトシブミが落とした円筒状に巻かれた葉には何も書いてないので「時鳥(ホトトギス)の落とし文」とよばれた
ようです。
オトシブミの食べ物は、食草のクヌギ、エゴノキなどで、ヒメクロオトシブミはクヌギ、エゴツルクビオトシブミは
エゴノキです。
オトシブミは、比較的明るい所に育つ食樹に棲息していますので、若葉を太陽に透かして、小さな影を見つけ
るのが探すコツです。
頭部の眼より後ろの部分と前胸部が長く伸び、一見すると「首が長い」ように見えます。

文・大森拓郎さん

               

 

 

2014.5.14更新

   

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