晶子のお庭は虫づくし

アリの観察日記4

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2002年6月30日(日)アリマキ牧場だと思われます。

アリマキ牧場 アリマキ牧場
アリマキ牧場 草の茎に土や木屑などのを使って坑道を作り、
植物の汁を吸っているアリマキを保護してい
ます。

 

アリの冬越しについて
参考文献 インセクタリゥム 1977年VOL 14より
遠藤 正樹氏がアリの冬越しについて興味深いことを書かれていましたので紹介させて頂きます。

イソップ物語の中のアリとキリギリスのお話では、アリが夏の間に一生懸命に働いて餌を集めてれを冬越しのために蓄えておく話でした。
でも実際には彼らが冬に備えて蓄えるのは自分の体の脂肪分です。
よく虫などの死骸を巣に運ぶ姿が見られますが、これを湿りけと雑菌の多い土の中で冬まで貯蓄するは難しいことです。
アリの巣を掘ると見つかる虫たちの入れられた部屋は食料の貯蔵庫ではなく、古い部屋を利用したごみ捨て場です。
運び込んでも全部を食べきらずに腐ってしまうこともあるようです。
そんな時には土の粒を運んで腐敗して出た汁を吸わせてそのまま埋め込んでしまいます。

急に寒くなった年には、土の中の浅いところから深いところまでいろいろなところで越冬しゆっくりと寒くなった年には、
巣の一番深いところにかたまって越冬しています。
土の中で下の方が温度が高いので少しても暖かいところで越冬するようです。

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2020.1.14更新