晶子のお庭は虫づくし

クロスズメの観察日記1

ホーム  サイトマップ  ガの仲間 観察日記1 2 3 4 5

スズメガ科>クロスズメ
体長約65ミリ。頭部は胴の太さに比べてやや大型、上方が狭まって卵型、黄褐色で2対の黒条縦走する。
胴部は比較的細い円筒型。尾角の長さは約7ミリ、あまり湾曲していません。

側線が明瞭な白条をなし両側を細い黒線で縁取られています。
側線の後端は尾角に向かわずまっすぐに第8腹節の後端に至る。

背面は赤褐、または黒褐色です。尾角は赤褐色。胸脚黄褐色、腹脚暗褐色。

若令の頃は頭部は緑色で白条があり、胴部も緑色で一対の背線、側線は白色、
気門下線黄緑色で濃緑の細線に縁取られています。
幼虫の出現は6〜7月及び8〜9月で2回の発生。蛹越冬
食餌 アカマツ、クロマツ、。ゴヨウマツ、エゾマツ、トドマツ、カラマツなどの針葉樹

近似種にマツクロスズメがいますが、クロスズメは亜背線が明瞭な白色で、
上下が黒色で縁取られていますが、マツクロスズメは不明瞭で縁取りもありません。

また胸脚がクロスズメは褐色、マツクロスズメは白色です。

2003年7月6日(日)

クロスズメ亜終令幼虫 クロスズメ亜終令幼虫
アカマツにいたクロスズメの亜終令幼虫です。体長3センチです。

2003年7月9日(水)

クロスズメ亜終令幼虫 クロスズメ亜終令幼虫
体長3.8センチ、夕方より頭部がずれて眠に入ったようです。

 

クロスズメ亜終令幼虫

 

2003年7月10日(木)

クロスズメ亜終令幼虫 クロスズメ亜終令幼虫
頭部がずれてきているのがはっきりわかります。

参考文献
日本産スズメガ科幼虫図譜 風知社
原色日本蛾類幼虫図鑑 保育社
原色日本蛾類図鑑 下 保育社

もどる つぎ ほーむ

2011.4.30更新
2020.1.19更新