晶子のお庭は虫づくし

ムラサキイラガの観察日記1

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イラガ科 ムラサキイラガ
終齢幼虫の体長 15ミリ 体幅8ミリ。年2回発生で幼虫は6月から7月に見られます。
褐色の楕円形のやや固め繭を作って蛹化します。
前蛹期間が長く、夏期でも繭を作ってから3〜4週間後に羽化します。
蛹越冬です。
食草 
ウメ、サクラ、ナシ、クリ、クヌギ、コナラ、ヒマワリなど
毒棘型-刺された瞬間に飛び上がるほどの激しい痛みが起きます。
絶対に幼虫には触らないでください。

 

2000年8月16日(水)

ムラサキイラガ幼虫 庭の柿の木の葉にムラサキイラガの幼虫を
見つけました。

黄緑色の柿の種のような形をしていました。

2000年8月17日(木)

葉に付いていた赤アリがイラガに登るとイラガがとても嫌がって顔を出して逃げ回っていまし
た。さすがのイラガもアリにはかなわないようです。

2000年8月18日(金)

やっと葉を食べ始めてくれました。糞もころころのとてもかわいい黒い糞です。.............
体長は1.5センチで背中に黄色い薄い線があります。

2000年8月20(日)

体長は変わっていませんが、糞が少し変わってきました。
アゲハの幼虫が大きくなってきた時と同じ真中のへこんだ形の糞です。
....................

2000年8月21日(月)

あまり大きさは変わりません。少し背中に黒い刺のようなものが出てきました。..............

2000年8月23日(水)

大きな葉を一枚ほとんど食べ尽くし、体長も2センチになっていました。......................
色は黄緑のままです。

2000年8月25日(金)

昨日誤って飼育ケースを倒してしまい、今朝見た時には、砂だらけになっていました。
でも糞はしているようなので元気そうです。平べったい感じから、少し丸みを帯びてきたように
感じます。

2000年8月26日(土)

ムラサキイラガ繭 砂の中に潜っていました。

掘りだすと繭になっていました。..............

2000年9月23日(土)

ムラサキイラガ ムラサキイラガが羽化していました。

とても小さくて飼育ケースの上に張った網に止ま

っている時は羽からお尻を突き出すようにしてい

ます。

2000年9月27日(水)

山でみつけたムラサキイラガはコナラの枯葉にいたので多分コナラの葉を食べていたのかも知れ
ません。そのせいか柿の葉を入れてあげても食べようとはしません。
今日は近くの公園でコナラの葉を探してこようと思います。

2000年9月29日(金)

コナラの葉をあげたらようやく食べ始めてくれました。最初に食べていた葉が一番いいようです。
2000年10月16日(月)
体長が11ミリまで大きくなっていました。
移動する時は下の部分がカタツムリのような感じの動き方をしています。
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2000年10月21日(土)

葉の下にくっついて体に砂をつけて蛹になっていました。(羽化することはありませんでした。....
亡くなってしまったようです。

 

引用文献及び参考文献
原色日本蛾類幼虫図鑑(下) 保育社
原色日本蛾類図鑑(上) 保育社

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2020.1.20更新