晶子のお庭は虫づくし
ナシケンモンの観察日記1 |
ヤガ科
ケンモンヤガ亜科 ナシケンモン 終齢幼虫の体長は約30ミリ、頭部は平滑で光沢があります。 黒色型と褐色型があります。黒色型は胴部は黒色ないし黒褐色で、背線赤橙色で胸部はきれきれに現れます。 気門は白色で黒環があります。 褐色型は頭部全体橙褐色で胴部もほとんど橙褐色です。気門の周辺からその前方にかけて、気門線上に黒褐色があります。 幼虫は5月から11月にみられます。蛹越冬 食草 ナシ、サクラ、スモモ(イバラ科)、アブラナ科、マメ科、サクラタデ、ボントクタデ、ハナタデ、オオケタデ、イヌタデ、 ギシギシ(タデ科)、ヤナギ、ポプラ(ヤナギ科)、タチアオイ(アオイ科)、ヨモギ(キク科)、キショウブ(アヤメ科)、その他、双子葉類から単子葉類まで 我が家ではヒマワリ、シソ、タンポポで飼育しました。 |
2000年8月21日(月)
庭のヒマワリにいたナシケンモン幼虫です。 体長は2.5センチです。 褐色型です。 |
2000年8月22日(火)
食欲旺盛です。体長は3.2センチです。................................................ |
2000年8月23日(水)
食欲旺盛で出てくる糞の量も半端ではありません。..................................... |
2000年8月24日(木)
飼育ケースの代わりにペットボトルの上を切り 取り台所の三角コーナー網をかぶせておいたら 、その網で繭を作り蛹になっていました。 |
2000年9月4日(月)
今朝、羽化していました。 とてもスリムな感じの焦げ茶色の蛾でした。 二等辺三角形のとような感じです。 |
引用文献及び参考文献
原色日本蛾類幼虫図鑑(上) 保育社
日本幼虫図鑑 北隆館
日本産蛾類大図鑑 講談社
原色日本蛾類図鑑(下) 保育社
2020.1.22更新