晶子のお庭は虫づくし

ナシケンモンの観察日記2

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ヤガ科 ケンモンヤガ亜科 ナシケンモン
終齢幼虫の体長は約30ミリ、頭部は平滑で光沢があります。
黒色型と褐色型があります。
黒色型は胴部は黒色ないし黒褐色で、背線赤橙色で胸部はきれきれに現れます。
気門は白色で黒環があります。
褐色型は頭部全体橙褐色で胴部もほとんど橙褐色です。
気門の周辺からその前方にかけて、気門線上に黒褐色があります。
幼虫は5月から11月にみられます。蛹越冬
食草 ナシ、サクラ、スモモ、アブラナ科、マメ科、サクラタデ、ボントクタデ、ハナタデ、
オオケタデ。イヌタデ、ギシギシ、ヤナギ、ポプラ、タチアオイ、ヨモギ、キショウブなど
我が家ではヒマワリ、シソで飼育しました。またタンポポでもみかけました。

2001年9月7日(金)

ナシケンモン幼虫 シソの葉にいたナシケンモンの幼虫です。

先日近くの公園ではタンポポの葉を食べていました。

結構食草が広いようです。

亜背線部に幅広い淡褐色の帯がありますが、

第1腹環節ではそれを欠き腹部ではトギレトギレになっ

ています。

2001年9月8日(土)

ナシケンモン幼虫 体長は2.5センチです。タンボボの葉に変えてみました。

気門は白色、気門下線は赤褐色です。 

2001年9月10日(月)

ナシケンモン幼虫 体長は2.5センチです。

タンボボの葉に変えてみました。.......... 

2001年9月11日(火)

今年は下に敷いていたティシュを包むようにして繭を作りました。..........................

2001年10月3日(水)

ナシケンモンが羽化しました。右側の写真は正面からのものです。
開張32〜43ミリ。前翅の条紋は黒く明らかで外横線の後縁に近いところ及び亜外縁線の部分は
灰白色です。
分布 北海道、本州、九州、種子島、対馬、朝鮮

引用文献及び参考文献
原色日本蛾類幼虫図鑑(上) 保育社
日本幼虫図鑑 北隆館
日本産蛾類大図鑑 講談社
原色日本蛾類図鑑(下) 保育社

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2020.1.22更新