晶子のお庭は虫づくし

イチモンジチョウの観察日記7

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2002年10月16日(水)

イチモンジチョウの蛹 頭部には前側方に突出する一対の耳状突起があります。

アサマイチモンジに比べてこの耳状突起が長いのが

特長です。

また銀白斑もアサマイチモンジに比べ大きいようです。

 

2002年10月25日(金)

イチモンジチョウ蛹 イチモンジチョウの蛹です。

羽化が近づいているらしく、銀白斑も消えうっすらと

翅が透けて見えています。

光によっては翅の部分が青緑色に光って見えています。

 

 

 

イチモンジチョウ 夕方、無事に羽化しました。...........................

 

 

アサマイチモンジとの見分け方について
イチモンジチョウ

写真は後翅裏面の写真です。

後翅裏面の中央白帯上翅脈は白色です。

アサマイチモンジはこの翅脈が黒になります。

後翅の白帯ですが、アサマイチモンジは平行で同じ大きさ

になります。

この写真ではどちかというとアサマの特長が出ているよう

な気もしますが、これはあまり重要なポイントではないよう

です。中には例外もあるということでしょうか。

前翅3室の白紋はアサマイチモンジの場合、裏表とも

大型で明瞭ですが、イチモンジチョウは全くないか小型で

す。

またイチモンジチョウは前翅3室の外側に白紋がはっきり

とした白紋が現れます。

前翅1b、2室の白紋の内端を結ぶ線はイチモンジチョウ

は1脈に対して直角ですが、

アサマイチモンジは45度の角度がつきます。

イチモンジチョウ

 

同定については下記の文献を参考にしました。
幼虫 原色日本蝶類幼虫大図鑑T 保育社
    日本蝶類幼虫。成虫図鑑T タテハチョウ科
成虫 図説 日本の蝶 ニューサイエンス社
    日本産蝶類大図鑑 講談社
    原色日本蝶類図鑑 保育社

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2011.4.23更新
2020.1.4更新