晶子のお庭は虫づくし

フタモンアシナガバチの観察日記1

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2000年6月25日

アシナガバチの巣 ジンチョウゲにアシナガバチが巣をかけていま
した。

まだ小さな巣ですが注意は必要です。

フタモンアシナガバチの巣が少しずつ大きく
なってきています。

働き蜂も生まれ一生懸命に巣作りや卵の世話を
しているようです。

      

                                                                       

おすすめ絵本

ハチのおかあさん 小川 宏 作 新日本出版社

アシナガハチが巣を作る様子を最初から撮影した記録の絵本です。

巣の材料は水を飲んできて、かれた植物の表面に、少しだけ吐き出します。しめって柔らかくなった部分を少しずつ剥がし取ります。唾液が混じっているので、粘りけがあります。この材料を、殆ど口だけで巣に仕上げて行きます。雨の後は巣にしみ込んだ雨水を、吸い取っては捨て、吸い取っては捨てる作業を続けます。

日差しが強くなると巣にしっかりつかまって、羽をブルンブルン震わせて、巣に風を当てます。それでも足りなければ、どこからか水を吸ってきて、巣のあちこちに塗り付けます。

孵化したばかりの幼虫は、肉団子を食べる事が出来ないので、お母さん蜂は、部屋を一つ一つ訪ねてミルクのようなものを与えます。

2000年8月13日(日)

アシナガバチの巣 巣の中に顔を突っ込んでいるものや巣の手入れ
をしているフタモンアシナガバチも見られまし
た。

白っぽく見えているのが蛹ですが孵化が近い
ものは少し黄色みがかっているようです。

      

 

8月14日(月)
帰って来たフタモンアシナガバチが巣の一つ一つに頭を突っ込み何かをしているようです。
カメラを向けるとピタッと動きが止まってしまいました。

8月15日(火)
フタモンアシナガバチが10匹ほど巣の中で羽化していしまた。
巣には3匹のフタモンアシナガバチが残って幼虫や巣の世話をしているようです。

8月18日(金)
朝から日差しがとても強く、一匹のあしなが蜂が巣の上に乗って一生懸命羽ばたいていました。
巣を少しでも冷やしているのでしょうか。

8月21日(月)
いつもと変わりなく3匹のアシナガ蜂が巣の世話をしていました。
一匹は丹念に巣の中に頭を突っ込んで様子を見いて
るようです。

8月23日(水)

アシナガバチの巣 顔が黄色いのがオスバチです。

働きバチの卵から生まれたハチです。

怠け者で働きバチから食べ物をねだってばかりい
るそうです。
(はちのおかあさんより)

冬に入る前には大切な交尾が待っています。 

 

8月25日(金)
巣に6匹ほどいましたが、オスは何もせず、メスバチが一生懸命働いていました。
雨が降った様子もないのに巣の中の卵には水滴がついていました。巣冷やす為に蜂が運んで来たの
でしょうか。

 

8月27日(日)

アシナガバチの巣 今日は巣に沢山のフタモンアシナガバチが群がって
いました。

殆どの蜂が巣の中に頭を突っ込み何かをしているよう
です。

また巣に入れないものは重なるようにその蜂の上に
乗っていました。

随分蛹も黄色みをおびて巣からはみ出すように膨らん
でいました。 

 

9月2日(土)
巣の大きさは変わっていませんが、新しく働きバチが沢山生まれたようで、巣に密集してつかまっています。卵も最初の

頃は真ん中に集中していたのが巣の外側にも沢山卵が増えてきました。

9月3日(日)
フタモンアシナガバチのオスが増えているようです。顔がすべて黄色いオスと目だけは黒いオスがいました。オスはあまり働

かないと本には書いてあったのですが、巣に頭を突っ込んでいるオスもみかけました。

9月6日(水)
蜂がみんな巣の上にかたまっていました。

9月13日(水)

アシナガバチの巣 雨を避けるように殆どのフタモンアシナガバチが巣の上
の枝に止まっていました。

 

9月15日(木)
巣にいる蜂の殆どがオスでメスの数がすくないように思います。

9月18日(月)
巣にアカアリと小さな緑色のクモが進入していました。蜂の赤ちゃんは大丈夫なのでしょうか。心配です。

10月8日(日)
巣の上にみんなかたまっています。何故かオスが多く巣にしがみついたまま離れようとはしません。

10月27日(金)
毎年この時期になるとアシナガバチが玄関の白いアプローチに集まってきます。白い物に反応するようで白い服を着ていると寄ってきます。この2週間ぐらいの暖かい日に集中しています。フタモンアシナガバチの習性なのかも知れません。

11月4日(土)
ベランダにフタモンアシナガバチが来ていていました。よく見るとお尻が伸縮しているんです。黒と黄色の模様に見えていたのはダンゴ虫と同じく節になっていて動くみたいです。

11月26日(日)
11月とは思えない程、暖かい日だったので冬眠にはいったはずのフタモンアシナガバチがまた玄関の白いアプローチに集まっていました。

 

2001年3月18日(日)

アシナガバチの巣 去年ジンチョウゲについていた蜂の巣が風で飛ばされて

しまい地面に落ちていました。巣の中で越冬していた蜂

がいましたが寒さがとても厳しかったのであの世に旅立

った後でした。自然は厳しいですね。

引用文献及び参考文献
原色昆虫大図鑑 V(蜻蛉・直翅・半翅・膜翅他) 北龍館
カリバチ観察事典 偕成社
ハチのおかあさん 新日本出版社
アルマ叢書 昆虫と巣 岩田久二著
ハチの生活 岩田久二著 岩波科学の本
原色日本昆虫図鑑(下) 保育社
日本動物大百科 10昆虫V 平凡社
 

 

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2020.5.4更新