晶子のお庭は虫づくし

フクラスズメの観察日記1―2000年

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終齢幼虫の体長は70〜80ミリ 胴部は長大な円筒形で、頭部は黒色で光沢があります。
胴部は黄色の地に黒色条斑があります。胸脚は黒褐色。
黒色型においては頭部は橙褐色、胴部は黒地に黄条がみられます。
年2回の発生で幼虫は6月〜10月にみられます。成虫越冬
幼虫は刺激を受けると前体部を背方に反らし左右に強く振ります。
また口から緑色の液を吐きます。
食草 カラムシ、ヤブマオ、コアカソ、ラミー、イラクサなどイラクサ科植物 
マルバウツギ、カナムグラ、クワの記録もあります。

 

2000年9月2日(土)

フクラスズメ幼虫
イラクサにフクラスズメの幼虫がいました。
イラクサの花がとてもお好みのようでむしり取
るように食べていまた。

2000年9月3日(日)

新しくイラクサを入れ換えてあけようと思ったら、かなり気性が荒いらしく
頭を左右にふって緑の液体を吐き出してきました。襲われるとでも思ったのでしょう。
体長は、5センチと6センチです。

2000年9月4日(月)

大きい方の幼虫がいなくなっていました。多分土に潜って蛹になったのだと思います。
もう一頭は元気にイラクサを食べています。

2000年9月5日(火)

イラクサを取り替えようと思って持ち上げたら、土の大きな固まりが付いてきました。
蛹になる時に土を糸で固めたようです。
そこだけ切り離し新しいイラクサを入れ換えたのですが、
相変わらず気性が激しく、暫くは頭を左右に振って威嚇しつづけていました。

2000年9月9日(土)

フクラスズメ繭
もう一頭の幼虫も土に潜って蛹になった
ようです。

2000年9月27日(水)

フクラスズメ
フクラスズメが今朝羽化していました。
2.5センチから3センチくらいの大きな蛾
でした。見た感じはこげ茶色でとてもか
わいい感じのする蛾です。

2000年10月4日(水)

フクラスズメの蛹と繭
今日もう一頭のフクラスズメが羽化していました。
幼虫の時はとても気性が激しく餌を交換しようとすると頭を振って威嚇して
いたのに、出で来た蛾はとてもおとなしかったものでした。
蛹は土を糸で固めた中に蛹が入っていました。

引用文献及び参考文献 
原色日本蛾類幼虫図鑑(下) 保育社
日本産蛾類生態図鑑 講談社
グリーンブックス 蛾の幼虫の見分け方 ニューサイエンス社
日本産蛾類大図鑑 講談社
原色日本蛾類図鑑(下) 保育社

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2020.1.22更新