マイマイガの観察日記3

今年の1月に近くのプレハブに産みつけら
れていた卵です。

気がついた時には孵化して飼育ケースから
這い出していました。

紙の臭いにでも吸いよせられるように近く
にあったカレンダーやティシュペーバーに
群がっていました。

今年は例年に比べると桜の開花も遅くまだ
宮城では咲いていません。

なんでも食べるといっても何を餌にしてあ
げたらよいものか迷いました。

体長は4ミリです。

庭にあったものを数種類餌として入れてみた
のですが、シモツケは全く見向きもされませ
んでした。

少しかじってくれたのは、スノーフレークで
すが、あまり好みというわけではないようで
す。

最後にいれた菜の花はとても気にいってくれ
たようで花びら、茎を食べてくれています。

これで一安心といったところです。


左の写真はマイマイガの頭部ではなくお尻です。成長ともにお尻がマイマイガの顔の模様に近くなってきました。体長は6ミリから7ミリです。背中に白い模様が出てきました。


脱皮が近いようで頭部がかなりずれてきています。背中の赤い模様もはっきりしてきました。この日の夕方に脱皮して2齢になりました。	菜の花の花粉を好んで食べている様子がみられます。

参考文献
森の虫の100不思議 (東京書籍)　27子の行く末を左右する産卵場所 (東浦康友氏)
インセクタリウム 1989 Vol.26 No7 マイマイガの産卵場所選び (東浦康友氏)
森林保護から生態系保護へ食葉昆虫の作戦 (西口親雄氏)
原色日本蛾類幼虫図鑑上
原色日本蛾類図鑑　保育社