晶子のお庭は虫づくし

カタツムリの観察日記1

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2000年8月1日(火)
庭から一匹だけカタツムリを飼ってみることにしました。殻の大きさは現在1.5センチです。日中暑い時は殻の出口に白い膜を貼って休んでいることが多いようです。どのくらい大きく成長するかとても楽しみです。

2000年8月2日(水)
カタツムリにも寄生する虫がいるらしく1ミリもないような白いものが3匹付いていしまた。一応取り除いたものの、まだいるかもしれません。エサににんじんとヘチマの葉をあげましたが、食べる様子はなく、土の中へ体を半分潜らせて休んでいます。カルシュウム不足にならないように、卵の殻も入れておきました。

2000年8月3日(木)
昨日の夜に、まだ白い寄生虫がみつかりましたが、取り除くことはできませんでした。今朝はにんじんを輪切りにした側面をえぐるように食べた跡がありました。暑さのせいか、すっぽりと土の中へ潜っています。飼い始めてまだ糞は見当たりません。便秘なんでしょうか。心配です。

2000年8月4日(金)
卵の殻の上を這っていたので、少し食べてくれたのかな。自然の中にいる時は、カルシュウムをとる為に雨が降るとコンクリートによく貼りついているカタツムリを多く見かけるのはそのためです。すこしヘチマの葉も食べてくれたようです。

2000年8月6日((日)
先日卵の殻を舐めていたように見えていたのは、しっかり食べていたようです。飼育ケースに白い糞が貼りついていました。カタツムリの姿は見えないので、砂の中に潜っているようです。

2000年8月7日(月)
休んでいる時は、白い膜をかけているようですが、活動を始めるとその白い膜は食べる訳ではなく、砂の上に落ちていました。糞の中には、砂利のような物も混じっていたので、砂も一緒に食べるようです。

2000年8月8日(火)
飼育ケースに貼りついたカタツムリのが殻から透けて見えます。黒い細いものが透けて見えているので、もしかしたらカタツムリの糞がもしれません。

2000年8月13日(日)
糞は少ししているようですが、殆ど飼育ケースの網の所で膜を貼って休んでいる事が多いようです。

2000年8月16日(水)
山で直径が3センチほどのカタツムリを採ってきました。

2000年8月18日(金)
姿が見えないと思ったら卵の殻の中に隠れていました。でも夜中に随分はいずりまわった回ったらしく飼育ケースがひどく汚れていました。

2000年8月22日(火)
キャベツにすっかり身を隠して出てきません。

2000年8月24日(木)
またいつものように、飼育ケースの蓋で休んでいました。新しいキャベツを入れたので食べてくれるといいのですが、カタツムリはとても清潔好きなので飼育ケースはまめに拭いておいてげないといけないようです。

2000年8月27日(日)

カタツムリ 飼育ケースを這っている時、体が波打つように進んで行
きました。

足の裏に見える影のような横じまは筋肉が収縮して、
表面がくぼんだ部分です。
これを足波と呼びます。

 

 

 

2000年9月2日(土)
ずーと飼育ケースの上に登ったまま降りてきません。キャベツも食べていないようです。今度はちょっと目先を変えた餌似してみようと思います。

2000年9月8日(金)
餌にキャベツをあげたら食べ始めました。先日ブロッコリーの芯をあげたのですが見向きもせず、飼育ケースの蓋へと登って行っていましいしまた。カタツムリにも好みがあるようです。

2000年9月22日(金)
久しぶりに昨日は降りてきてキャベツを食べていました。先日の雨の日はコンクリートが濡れてちょうどカタツムリにとってもカルシュウムを摂取しやしやすいのか沢山コンクリートに這いまわっていました。

2000年10月16日(月)
先日また久しぶりに起き出してキャベツを食べていました。それ以外は殆ど卵の殻に入って休んでいます。卵の殻は隠れるのに丁度よいようです。

2000年10月24日(火)
ちょっと油断をしていたら、すっかりキャベツが無くなっていました。暖かいのでまだ冬眠には入っていなかったみたいです。

2000年10月28日(土)
今まで飼ったカタツムリはよく土に潜っていたのですが、このカタツムリは土には潜らずに卵の殻の中で休んでいることが多いみたいです。

2000年11月3日(金)
今日は新しい卵の殻を入れてあげました。卵の殻も良く食べているみたいで、糞が真っ白な時がよくあります。

2001年1月12日(金)

カタツムリ 昨日とても暖かかったせいか、冬眠していたカタツムリ
が起き出しました。すぐにキャベツをあげてみたのです
が、食べる様子はなくいつもの住処に帰って行きまし
た。住処は卵の殻がお気に入りのようです。大きさは
我が家に来た時と変わらず3センチでした。ちょっと貝に
ヒビが入っているのが気になります。

 

2001年3月17日(土)

カタツムリ ここ数日暖かい日が続いたせいか、カタツムリが食事を
始めました。植木鉢の下で越冬していたカタツムリです。
しっかり白い膜をはり、逆さになって休んでいるようです。

冬は殻の口をエピフラムの膜でしっかりと閉じています。
その膜は一枚だけではなく、2枚、3枚と重ねていること
があります。
膜に開いた小さな呼吸孔から、呼吸しています。

 

*エピプラムの膜はカタツムリの足から分泌された粘液が
乾いて固まったものです。

2001年4月30日(月)

カタツムリ 飼育ケースに間引きした野菜の苗を植えてみました。
これならいつでも新鮮なお野菜が食べられるでしょ。
最近は活動も活発になってきてかなり食べるように
なりました。なので出る量も半端ではないので飼育
ケースの掃除は手を抜けません。カタツムリはとて
もきれい好きなので毎日飼育ケースはティシュで水
ぶきです。

参考文献
カタツムリ観察事典 偕成社

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