モンキチョウの観察日記1

シロチョウ科＞モンキチョウ
終令幼虫は30～33ミリ。頭部は緑色、前面から見た形はほぼ円形です。前面に黒色短毛を生じ、その基部の小突起も黒色を呈する。
胴部は細長で円筒形、地色は緑色。背線は地色よりやや濃色ですが目立ちません。気門線は黄白色、その上縁は白色、前胸より尾端に至る胴部の全長を走る。
各節気門の後方に黄白色の気門線に含まれる橙赤色点があり、その直下に円形の黒色斑があります。
気門は白色、その外環は細く褐色。若令幼虫は食草の葉上、主脈に沿って静止しています。幼虫越冬

食餌　コマツナギ、ミヤコグサ、ウマゴヤシ、ムラサキウマゴヤシ、コメツブウマゴヤシ、シナガワハギ、シロツメクサ、アカツメクサ、
クサフジ、ニセアカシア、スズメノエンドウ、ダイズ、レンゲソウ、ツルフジバカマ、タイツリオウギ、イワオウギ、カスマグサ、センダイハギなど


時間の経過につれて黄色から赤色に変化します。	産卵直後は白色で光沢があります。
	卵は食草の葉(主として表面)に1個ずつ産付されます。形状はシロチョウ科に共通の紡鐘型。 Pieris属のものに比べてやや長めで、上下端は短い。径0.59ミリ、高さ1.33ミリ引用文献　原色日本蝶類幼虫大図鑑vol.Ⅱ
孵化直前にはやや暗色を帯びます。 8/10撮影

引用文献及び参考文献
原色日本蝶類幼虫図鑑　vol.Ⅱ　保育社
日本幼虫図鑑　北隆館
原色日本蝶類生態図鑑(Ⅰ) 保育社
原色日本蝶類図鑑　保育社
原色蝶類検索図鑑　北隆館


無事に孵化しました。1令幼虫です。	こちらの幼虫は8月10日に孵化したものです。8/11撮影
1令幼虫の頭部は黒色、胴部はやや褐色を帯びた淡緑色。