晶子のお庭は虫づくし

キバラケンモンの観察日記1

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ヤガ科>キバラケンモン
体長約40ミリ、頭部はやや横に広く角ばり刺毛が多い。
個眼の大はやや歪形、第3は顕著に大型で突出し、第1〜第4がほぼ等間隔です。
胴部は円筒形で長毛を叢生しているが、体表面は平滑で顆粒がみられません。
亜背線上の瘤起はやや顕著に突出し、特に中胸節と第8腹節においては大きな嚢上の突起をなし、後者は左右合致して一塊になっています。
頭部光沢ある黒色、胴部も黒色で背面および側面腹方は褐色を帯び、灰白点を散布します。
背線とその両側の亜背線は赤色。気門は白色で黒環を持ち、その周辺は橙赤色を帯びています。
胸脚黒色で先半分褐色、腹脚橙褐色。気門線に沿い各節間部にある大型の白斑には白色刺毛を刷毛状に列生します。

幼虫の出現は7〜11月、4〜5月にも現れると推測されています。
蛹越冬

食餌 コゴメウツギ、タチバナモドキ(イバラ科)、ヒサカキ(ツバキ科)、シャシャンボ(ツツジ科)

 

2003年8月25日(月)

キバラケンモン終令幼虫
サクラの葉にいたキバラケンモンの終令
幼虫です。

2003年8月26日(火)

キバラケンモン終令幼虫 キバラケンモン終令幼虫
中胸節の嚢上瘤起の刺毛は褐色の毛を密生しています。体長3センチです。
食欲がないのか食べません。

2003年8月28日(木)

キバラケンモン終令幼虫 キバラケンモン終令幼虫
体長は3センチ、眠ということではなかったようで、また食べ始めました。
キバラケンモン終令幼虫 キバラケンモン終令幼虫
胴の部分のアップ写真です。気門線から上部に、顕著な逆八字型の橙赤色の条斑を
配列しています。
背線とその両側の亜背線は橙褐色、亜背線瘤起は赤色。
第1・2腹節には4個づつのやや大きい白点があります。

 

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2011.4.30更新
2020.1.24更新