晶子のお庭は虫づくし

生き物達の素顔 虫こぶ編5(ミズキ、シラカシ、キイチゴ、クズ、イヌツゲ )

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1ヨモギ 6ギシギシ、エノキ、サツキ 11エゴノキ
2コナラ 7サクラ  
3コナラ 8ケヤキ  
4クリ 9ツノハシバミ、サワシバ、リョウブ  
5ミズキ、シラカシ、キイチゴ
、クズ、イヌツゲ
10アワブキ  

 

クマノミズキハミャククレフシ 2002.4.21撮影  ミズキ
クマノミズキハミャククレフシ(別名 ミズキハフクレフシ)
クマバエの一種によって葉の側脈にそって形成される細
長い虫えいです。葉表または葉裏どちらか一方が膨れ、
反対側には細いすきまがあます。長さは10〜25ミリ、厚
さは1.8〜2.5ミリです。
色は最初は黄緑から淡緑色で。後に紫褐〜紫紅色にな
ります。

 

 

カシハイボフシ 2002.4.3撮影  シラカシ
カシハイボフシ
フシダニに一種によってシラカシの葉に形成されるえい。
葉表へ半球形に膨らみ、直径2〜3ミリ、高さ1〜1.5ミリ
で表面は平滑、緑色ないし黄緑色を呈する。葉の裏側
は凹んで白色〜淡褐色の色を密生する。えいは葉脈に
関係なく分布し、1葉あたり30〜40個。

 

 

キイチゴハケフシ? 2001.9.2撮影  キイチゴ
キイチゴハケフシ?
キイチゴハモグリダニによって作られるフシダニの虫えい
で、葉が裏または表のほうに不規則に縮みあ曲がる。
隆起したところには灰黄色の長毛が毛せん状に密生して
赤褐から黄褐色を呈する。

 

 

 

クズハトガリタマフシ

2001.7.8撮影 クズ
クズハトガリタマフシ
クズトガリタマバエによって葉に形成される球形の虫えい
であるが、葉裏の各半球の頂端が、しばしば突出してい
るため、カブ型になることが多い。直径は2.5〜5.5ミリ、
厚さは3.8〜6.8ミリ。

表面は葉表面が灰緑〜灰褐色で平滑、葉裏部が灰緑色
で、細毛を有している。

 

 

イヌツゲメタマフシ 2001.3.20撮影  イヌツゲ
イヌツゲメタマフシ

北海道の虫えい(虫こぶ)』の管理人さんに教えて頂きました。..

「長い針状の産卵管で腋芽に産卵する」 タマバエの成虫の
産卵管は生体では、通常腹部に

格納されているので見えません。
芽の表面に産卵し、孵化した幼虫が芽に潜り
込みます。
虫こぶから産卵管が見える成虫が羽化すれば、
それは寄生蜂の一種です。

以下の「下記は誤りです。↓」(←赤字部分)を削除

イヌツゲタマバエによって、葉腋の芽に形成される虫えい
で形状は球形。
成虫は4月下旬から6月にかけて羽化し、長い針状の産
卵管で腋芽に産卵する。
虫えいは秋までに成熟します。
2012.2.21更新 

引用文献及び参考文献
日本原色虫えい図鑑 全国農村教育協会
日本動物大百科8 昆虫T 平凡社
たくさんのふしぎ傑作集 虫こぶはひみつのかくれが 福音館書店
自然の観察事典 アリマキ観察事典 偕成社

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