晶子のお庭は虫づくし

スズメガの見分け方1

ホーム  サイトマップ  食餌からの見分け 幼虫の用語解説 イモムシ・毛虫図鑑

次のページにスズメガの食餌の一覧表を掲載しました。画像をクリックすると観察日記に飛びます。

シモフリスズメ (食餌)ゴマ、クサギ、ハマゴウ、ムラサキシキブ、キリ、モクセイ、ネズミモチ、イボタノキ、ハシドイ、ヒイラギ、オリーブ、オオバイ、シソ、ノウゼンカズラ、ガマズミなど
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
シモフリスズメ 12〜13ミリ
あまり湾曲せず、円錐形の突起を密生する。
ほぼ円形
特に著しい顆粒はない。

緑色型
頭部淡緑色で一対の白条あり。

褐色型
淡色条の内縁に太い黒褐条あり。

緑色型
淡黄白色に暗褐色斑を有する。

褐色型
淡褐色に黒斑を有する。

緑色型
灰色で中央線褐色、環は淡褐色。

褐色型
中央部広く黒色。

体長70〜90ミリ
緑色型
胴部の地色は淡緑色。背線の顆粒は白色。
7条の顕著な白色斜条があり、その前縁は紫青色でぼかされます。

褐色型
胴部の地色は帯黄緑色。斜条は大部分黄白色を帯び、
各所に紫褐色の斑紋を散らす。

コエビガラスズメ (食餌) イボタノキ、ハシドイ、トネリコ、ガマズミ、シモツケ、ホザキノシモツケ、シジミバナ、ユキヤナギ、コケモモ、ハシバミ、
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
コエビガラスズメ 約10ミリ、強壮で強く下湾し、先端がかなり
鋭く尖り鈍頭の顆粒を帯びる。光沢ある黒色。
頭部緑色で側面に頭頂から個眼部を含んで
触角基部に至る太い黒条が走る。
大部分が黒色。 黄褐色 体長75ミリ 胴部は黄色を帯びた緑色で7条の白色斜条があり、
白条の前縁には紫条が沿いその前縁はぼかされます。
エビガラスズメ (食餌) サツマイモ、ヒルガオ、アサガオ、ヨルガオ、ルコウソウなど
  尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
エビガラスズメ 9〜10ミリ、腹方に向かって丸く湾曲し、
極く微細な顆粒が散在する。

緑色型、中間型
黄褐色で先端部僅かに黒色。
中間型はやや黒色部が多い。

褐色型
光沢のある濃黒色。

比較的小さくやや縦長の円形。
緑色型
頭部緑色で側面に淡色条あり。

中間型
頭部黄褐色を帯び、側面に黒条が走る。

褐色型
頭部淡褐色で2対の黒条あり。

緑色型
黄褐色

中間型
黒色

褐色型
黒色

緑色型
赤色で黄褐環を有す。

中間型
赤色でその周囲丸く黒色

褐色型
気門とその周囲黒色

体長80〜90ミリ
緑色型
胴部緑色で背線及び側線に黄白色を帯びる。
第1腹節以後に7条の黄白条あり、その前縁は藍色に縁取られる。

中間型
胴の各部に黒斑が散在する。側線の背縁は幅広く黒条をなす。

褐色型
胴部褐色で黄白条はなく、全面に濃色の小斑点を横列する

トビイロスズメ (食餌) ダイズ、ニセアカシア、ハギ、フジ、クズなど
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
トビイロスズメ 短小で4.5〜5ミリ、先端に向かって急に狭まり
腹方に湾曲する。
頭部は大きく丸味強くして卵円形を呈する。

緑色型
緑色が強い

緑色型
橙褐色
緑色型
淡褐色で中央部淡色をなす。
体長80〜85ミリ 各腹節には7条の横皺があり、
斜線列は前の環節の気門下部にのび後方は次の環節の背線両側に至る。

黄色型もいるが稀です。

モモスズメ (食餌) モモ、ウメ、サクラ、スモモ、アンズ、ナシ、リンゴ、ニワウメ、ヤマブキ、マルメロ、ビワ、カイドウ、ウワミズザクラ、ニシキギ、ツゲ、ハコネウツギなど
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
モモスズメ 比較的長く、11〜13ミリ、先端僅かに原方へ湾曲し、
刺状の細かい顆粒を密布する。
頭部は縦長の三角形で顆粒を散布。

緑色型
頭部側面の縦条は黄白色ないし、白色

緑色有斑型
全体黄色

黄色有斑型
白色を帯びる

胸脚は淡紅色

腹脚
緑色型
赤褐色

黄色有斑型
末端部黒褐色

緑色型
褐白色で褐色環をもつ。

黄色有斑型
気門黒色で中央線白く、黄褐環をもつ、。

体長70〜80ミリ 胴部にはかなり著しい尖った顆粒を帯びる。
緑色型
全体帯黄緑ないし緑色で、胸部の側線、腹部の7条線は
黄白色ないし白色で、最後の斜線が最も明瞭。

黄色有斑型
全体緑色で、斜線が鮮明な黄色

黄色有斑型
全面鮮明な黄色。

オオスカシバ (食餌) クチナシ
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
オオスカシバ 約8ミリで先端尖り、腹方へ湾曲する。

緑色型
緑褐色

褐色型
黄色

頭部は円形

緑色型
頭部緑色で下方褐色を帯びる。

褐色型
頭部黄緑色

緑色型
暗赤色で基部黒色。

腹脚は茶褐色

緑色型
赤橙色
体長60〜65ミリ 緑色型
胴部黄緑色で背面は青白色を帯びる。
中胸節より尾角基部まで白色の側線が走り、その腹縁に沿って
各環節に1個ずつの藍黒色点紋を配列する。

褐色型
胴部茶褐色

ホシホウジャク (食餌) ヘクソカズラ
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
ホシホウジャク 比較的長く、7〜8ミリで頭部の巾の2.5倍を越え、
殆ど端直で基部は太い。

緑色型
橙黄色で顆粒淡黒色、先端1/3位は黄色

褐色型
黄褐色に紫を帯び、顆粒黒色、先端部は黄色

頭部は小さく留美をもった方形。

緑色型
頭部は正面左右に太い淡色帯あり、
側方にも淡色条が走る。

褐色型
全体黄褐色

黄橙色で腿節の側面黒色 橙色で両端に白点を持つ 体長50〜55ミリ 
緑色型
全体黄緑色で白色を帯びた淡色点を散布する。
胴部背線の両側に白条があり、側方にも淡色条が走る。

褐色型
全体褐色で僅かに紫色を帯びる。淡色点を散布する。
側線は黄白色、7斜条は濃色。

ホシヒメホウジャク (食餌) ヘクソカズラ
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
ホシヒメホウジャク 著しく長くて頭部の巾の4.5倍を越え、12〜13ミリ。
半ばより先端は細くなって背方に湾曲する。

紫型・橙色型
紫灰色

緑色型・緑無紋型
紫灰色で、細刺黒色

頭部は小さく、丸みの強い方型

紫型・ 橙色型
暗紫色で正面淡色

緑色型
緑色

緑無紋型
黄緑色

紫型
淡褐色で黒条を帯びる

緑色型
淡黄色で黒条あり

紫型・橙色型
濃褐色で上下両端に白点を持つ

緑色型
褐色で上下両端に白点を持つ

緑無紋型
橙色

体長45〜55ミリ 淡色の細点を散布する。
紫型
胴部暗紫色

橙色型
胴部橙褐色で暗紫色斑あり

緑色型
胴部黄緑色の地に暗紫褐色の斑紋がある。

緑色無紋型
全体黄緑色

キイロスズメ (食餌) ヤマノイモ、ツクネイモ、ナガイモ、オニドコロなどのヤマイモ科植物、サトイモ、カラスビシャク
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
キイロスズメ 約10ミリ、やや側扁して太くみえ、腹方へ弧状に
湾曲する。

緑色型・褐色型
黄褐色で先端の小部分黒色。

小型でやや縦に長い。

緑色型
緑色

褐色型
淡褐色

黄褐色 赤褐色で背腹両端は白点をなす。 体長80〜100ミリ 
緑色型
胴部は帯白緑色、背線は白色で2条よりなる。
側線は第1腹節より尾角の基部にいたるまで白条をなす。
第1腹節に白色の大きな楕円紋があり、第2腹節にも同じく小さな円紋あり。

褐色型
胴部背面は橙褐色で暗褐色の短線を散布。側面に7条あり、
側線に合する。

コスズメ (食餌) ブドウ、ヤブカラシ、ツタ、エビヅル、オオマツヨイグサ、フクシャ、ミズタマソウ、ノリウツギなど
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
コスズメ 長大で13〜15ミリ、基部太く半ばより先端は
細くなる。
腹方へ弧状に湾曲して先端は背方へ反り、
S字をなしている。

緑色型・褐色型
赤褐色

頭部は小さく丸くてやや縦に長い。

緑色型
緑色

褐色型
赤褐色

黄褐色 赤褐色 体長75〜80ミリ 
緑色型
胴部緑色で背線は濃色。側線は白色です。
第1腹節から第5腹節まで1個ずつ黄色の円紋を連ね、
後方のものが小さい。第1・2は中心に青緑色の点紋を含んで
眼状紋をなす。

褐色型
全体の色長が赤褐色、褐色、緑褐色で斑紋は緑色型と同じ。

セスジスズメ (食餌) ヤブカラシ、ノブドウ、ホウセンカ、サトイモ、テナンショウ、コンニャク、カラスビシャク、ムサシブミなど
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
セスジスズメ 8〜10ミリ、細長い棒状で殆ど端直。

黒色で先端部白色

小さくほぼ円形。頭部は黒色で 淡紅色 黒褐色で背腹両端に灰白点を持つ。 体長80〜85ミリ 色彩は一般には黒色ですが、
個体により多少濃淡があります。
またまれに地色が緑色、緑褐色、暗褐色などもあります。
前胸〜後胸節に8〜9個の黄色小紋を縦列し、第1〜第7腹節には
1個ずつ大型の眼状紋を有する。
ヒメクロホウジャク(食餌)アカネ、ヘクソカズラ
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
ヒメクロホウジャク 尾角は比較的長く、長さ約8ミリかなり大きい
円錐形粒顆粒を密布する。
濃緑色、側方に黄色縦条が走り後端は
胸部の側線に連なる。
赤褐色

腹脚は緑色で側面下に部に細い黒条あり。

気門黒色で上下両端に白点を伴う 体長45〜50ミリ 胴部淡緑色で顆粒白色。
背線、側線、気門上線、気門下線はそれぞれ白条をなし、
胸部〜第1腹節の辺では不明瞭です。

側線に顕著な顆粒列があります。似た幼虫にホシホウジャク
がいますが、こちらには顆粒列がありません。

クロスズメ(食餌)アカマツ、クロマツ、ゴヨウマツ、エゾマツ、トドマツ、カラマツなどの針葉樹
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
クロスズメ亜終令幼虫 長さ約7ミリ、あまり湾曲せず、先端左右に二岐し、
棘状の顆粒を密布する。黒色

若令の時は赤褐色

頭部黄褐色で2対の黒条縦走する。

若令の幼虫は頭部緑色で白条あり。

黄褐色。
腹脚暗褐色
淡褐色ないし赤褐色で黒環を有する。 体長65ミリ 側線が明瞭な白条をなし両縁細い黒線で縁取られる。
側線の後端は尾角に向かわず、真っ直ぐに第8腹節の後縁に至る。
腹面は一様に緑色。

若令の時は胴部は緑色で1対の背線、側線は白色、
気門下線黄緑色で濃緑の細線にふちどられています。

似た幼虫にマツクロスズメがいますが、
こちらは側線の白い線を挟む黒色部分がありません。

ベニスズメ(食餌) オオマツヨイグサ、ホウセンカ、ツキミソウ、フクシャ、ゴデジャ、ヤナギラン、ツリフネソウ、キツリフネ、ミソハギ、エゾミソハギ、カワラマツバ、ブドウなど
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
ベニスズメ終令幼虫 細く短小で長さは4.5〜5.5ミリ、腹方へ湾曲
しています。

先端部は白色

頭部は小形で円く、幅3.8〜4ミリ
微細な顆粒を散布
褐色型
胸脚 黄褐色

緑色型
胸脚、腹脚、尾脚とも緑色

気門は褐白色 体長75〜80ミリ
褐色型
全体淡い暗褐色、胴部は背面より側面にかけて黒色の細線を密布して
網目状の模様。第1・2両腹節に大きな眼状紋を並べほぼ円形の黒斑紋の
中に曲玉形をした淡黄色紋があります。

似た幼虫にビロウドスズメにもよく似ていますが、こちらは眼状紋が
目玉模様なので区別がつきます。

緑色型
全体緑色で黒色の細線を散布するが比較的まばらです。

クルマスズメ(食餌) ノブドウ、ツタ、エビヅルなどブドウ科植物 北海道ではノリウツギ(ユキノシタ科) キウイ
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
長さは約7.5ミリ、少し太めで硬く腹方へ弧状に湾曲しています。

全体に細かい顆粒を密布しています。

頭部はやや角ばった楕円形で幅約5.2ミリ
顆粒やや粗大で肉眼でもわかります。

側方に縦状があります。

緑色型
橙黄色に赤褐色斑あり。腿節の白面黒色
気門は橙色で中央白色 体長70〜75ミリ 体型はブドウスズメに似ていますが、
それほど太くありません。胸部の側方が著しく膨隆しています。
背面の八字型の黄色斑が特徴です。

緑色型と褐色型がいます。

ブドウスズメ(食餌)  ヤブカラシ、ブドウ、ノブドウ、エビヅル、ツタなどブドウ科植物
観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
尾角は長さ7〜9ミリ、やや太く硬質で腹方に湾曲し、
前面に細かい顆粒を密布しています。
頭部は小さく幅5〜5.5ミリ、やや角ばった
楕円形で微細な顆粒があります。
紫褐色、腿節の側面に黒斑があります。 紫灰色で黄褐環をもつ。 体長75〜80ミリ、全体に黄色の小斑を散布して
網目模様をなす。
側線は鮮明な黄条なし、中央部より後方ではその背縁に
淡紅色を帯びる。
黄色の7斜条あり、第1腹節のものは胸部気門下線の
黄条に連なっています。
クロメンガタスズメ(食餌) ゴマ、(ゴマ科)、ナス、ジャガイモ、トウガラシ、チョウセンアサガオ、イガホオズキ、タバコ(以上ナス科)、ヒマワリ(キク科)
  尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
クロメンガタスズメ 緑色型 黄色
褐色型 黄色
長さは10〜11ミリ、S字状にカーブし微小な突起
を密布する

若令は端直

緑色型 緑色で胴部よりやや濃く、1対の淡色条あり
個体により頭部側面に黒状あり

褐色型 黄褐色で前面左右に幅広い黒褐条、
側面に黒条あり
前頭縫線も細い。

緑色型 基部緑色で脛節黒色

褐色型 黒色 白と黒の縞模様

気門灰褐色で中心黒く、環は黄褐色
個体により気門中心部広く黒色で
環が黒褐色のものもいます。

褐色型 全体黒色

体長90〜100ミリ。体表は殆ど平滑で顆粒を欠く。
第1腹節以後に7斜条あり、
第1腹節には背部にもう一つの短い斜条があるが胸部には入らない。
斜条は黄色で青藍色に縁取られ、それより背面には青藍色の
点紋を散らす。

褐色型 胴部は少し紫色を帯びた灰褐色の地に大小の黒斑を密布して、
全体暗褐色に近い。中、後胸節の背面は背線を細く残して幅広く黒色。

近似種にメンガタスズメがいます。

つねっちさん撮影クロメンガタスズメ つねっちさんのHP 大洲市・自然デジカメ観察ノート つねっちさんの観察記録
ビロードスズメ(食餌) ツタ、ブドウ、ヤブカラシ、オオマツヨイグサ、フクシャ、ホウセンカ、カワラマツバ、ヘビノボラズなど
  尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
ビロードスズメ幼虫 尾角はやや太く角質で棘状の顆粒を密布し、
長さ5.5ミリぐらいで腹方へ弓状に湾曲し、
色は淡黄褐色で背面に白色を帯び、先端は黒色。

緑色型の場合
黒褐色で基部赤褐色、先端白色。

小型で丸く淡褐色で淡色条によって区切られた
4個ばかりの斑紋があります。
淡褐色 気門淡褐色で背腹両端に白点があります。 第1腹節の側線部に大きな眼状紋があります。
 胸背面は2環節にまたがる大きな菱形斑を並べるように見えます。
眼状紋は暗赤褐色で細く黒線に縁どられ、
中心の紋はやや角ばって黒色です。

緑色型の場合、斑紋は褐色型と同じですが、
眼状紋は黄色で周囲を細く青藍色に縁どらています。

佐藤浩嗣さん撮影ビロードスズメ 佐藤浩嗣さんのHP『さとうこうじのホームページ』
クロスキバホウジャク(食餌) タニウツギ、ハコネウツギ、スイカズラ、オオキンギンボク(スイカズラ科)、ヤエムグラ、キヌタソウ(アカネ科)、センノウ(ナデシコ科)
五十嵐正俊さんの観察記録 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
尾角は暗紫色で、基部背面は青色を帯び
先端部は赤褐色。直角で僅かに背方へ湾曲
しています。
黒色の棘状の顆粒があります。
頭部は縦長の円形で全面に細かい顆粒を
散布します。頭部に斑紋はありません。
胸脚淡紅色 気門紫黒色で上下両端に白点があります。 全体緑色で全面に白色の顆粒を配列します。
中胸節以降の背線には顆粒がありません。
側線黄白色で中胸節より尾角の基部に至り、
後部は次第に太く白色を帯びます。
五十嵐さん撮影クロスキバホウジャク 五十嵐さんのHP 身近の生き物 −虫眼鏡で見る世界
オオシモフリスズメ(piyokoさん撮影)
(食餌) ウメ、アンズ、モモ、スモモ、ソメイヨシノ、ニワウメなどのイバラ科の葉 飼育下ではナシ、ヒガンザクラ、ヤマザクラ、ウコンザクラ、イヌザクラ、リンゴ
piyokoさんの観察日記 尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
piyokoさん撮影のオオシモフリスズメ 尾角は長さ8.5〜10ミリ、短大でわずかに腹方へ
湾曲し、粗大な顆粒を帯びる。

黄褐色。

頭部は縦長の三角形で高さ12〜13ミリ、
幅7ミリ内外。
側面下方に丸みを帯び、頂部はかなり大きく
左右に分かれる。

頭部は黄緑色で、側方に白色縦条が走る。
頭部は少し褐色。

胸脚黄褐色で先端黒褐色。 気門白緑色で黒環をもつ。 胴部は長大な円筒形、胸部前方はかなり細い。
各腹節に7条の横皺がある。前胸節より第8腹節の
尾角基部側面に至る側線の顆粒は顕著。

顆粒は大型の円錐形

胴部は緑色で淡く黄または白を帯びる。

ウンモンスズメ(成田 さとしさん撮影)(食餌)ケヤキ、アキニレなどのニレ科 マユミの記録もある。
  尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
ウンモンスズメ(成田 さとしさん撮影) 尾角は長さ約9ミリ、殆ど湾曲せず、大小二様の
棘状の顆粒を密布する。

緑色型
暗赤紫色

赤斑型
暗紫褐色

紅斑型
紫褐色

頭部は縦長の三角形で側方僅かに稜角をなし、
幅5ミリ内外。かなり大形の顆粒を有し、頂部左右は
大きな円錐突起をなしており個眼部に
走る縦列は特に著しい。
緑型
黄緑色

赤斑型
緑色で先端褐色
腹脚下縁に黄状あり

紅斑型
黄緑色で先端紫赤色

気門黄褐色 胴部の小環節は明瞭、各腹節に7条ずつあの横皺がある。
腹部7斜線の顆粒列では第1・3・5・7のものが顕著である。
最も著しい顆粒列として、中胸節より第7腹節後縁に
至る背線正中の一列があってこれが本種の特徴般に円錐形であまり尖らなである。顆粒は一い。

緑色型、赤斑型、紅斑型がある。
また別の変異型で7条のうち第2・4・6は細く淡黄色。
第1・3・5・7は太く鮮明で白色でその前縁が太い紫紅色条が沿う。

成田さんHP 『Mariko Sho on Web』
クチバスズメ (有田さん撮影) (食餌)クリ、クヌギ、コナラ、シラカシ、アラカシ、ツブライジイなどのブナ科の葉 ビワ 
  尾角 頭部 胸脚 気門 胴部
有田さんが撮影したクチバスズメ幼虫 尾角は緑色で顆粒白色。 頭部は大きく幅約9ミリで側面に丸みを帯びる。
頭部は帯青緑色で顆粒白色。白条が走る。
胸脚淡褐色。 気門赤色で白環をもつ。 体長80〜90ミリ 
全体に顆粒を有し、側方の縦列をなすものは特に大きい。
胴部は太い円筒形、中央腹環節に各8条の横皺が゜あって
小環節が明瞭。
全面に顕著な顆粒を有しザラザラして居り、

亜科のうちでもっとも著しい。

有田さんHP『蝶の図鑑』          

参考文献 原色日本蛾類幼虫図鑑 上・下 (保育社)
日本産スズメガ科幼虫図譜 (風知社)松浦 寛子氏

 

もどる つぎ ほーむ

2012.9.4更新
2020.1.19更新